スムーズな相続に必要な3つのポイント

自宅の終活は自分のためだけでなく、自分の子どもなど相続人に対して行うものでもあります。自分の我を通し、相続人たちの反対を押し切って自分のやりたい終活をしたところで、子どもたちとの関係が悪くなってしまっては元も子もありません。自分たちの想いを押し付けず、次の世代に拾ってもらう。そのためにも日頃からしっかりとしたコミュニケーションと情報の伝達が大切です。

自宅資産の可視化

終活をする際は、自宅の資産価値を客観的に把握しましょう。不動産の査定は、素人には難しいので不動産業者に依頼しましょう。一社だけではなく、複数社に査定を依頼し見解を確認するべきです。インターネットの一括査定サービスなどが便利でしょう。

相続人と配分の確定

財産をスムーズに相続したいと思うならば、相続人の把握も必要です。自分の親族図を作成し、それぞれ法定相続人の数と、財産割合を確定します。いざ相続が発生した際に、相続人同士が財産の取り分でトラブルにならないよう、自分の判断力がしっかりしているうちに準備しましょう。

遺言状の作成と保管

相続に対する自分の意向を明示するため、遺言書を作成しましょう。遺言書では、ご自身が死亡した後の財産の行方について、どうしたいかを記載できます。自分自身の意思を実現してもらうため、また、相続人が財産をめぐって対立しないようにするため、有効な方法でしょう。また財産以外にも、言付事項といって、相続人や親族に対する感謝や思いを記すことができます。

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