自宅の終活とは?

「終活」は書籍やメディアなどで注目を浴び、一般にも浸透した言葉になりました。自分の人生と向き合い、跡を濁さずこの世を離れるための準備活動のことを終活と呼びます。なかでも資産の整理は重要度が高く、関心を集める分野でもあります。資産を残すことは自分だけでなく、子どもや孫など残された遺族のためでもあります。
財産のなかでも割合が大きいのが不動産、とりわけ「自宅」ではないでしょうか?さっそく、自宅の終活について考えていきましょう。

大事だと分かっていても・・・自宅の終活は後まわしにながち
自宅の処分は終活を考えるうえでは外せない重要項目。しかし、多くの人が自宅の終活に必要性を感じつつも、対策を打てていいません。
現代の日本の空き家問題は深刻な段階にあります。総務省統計局が発表した住宅・土地統計調査の概数によると、平成30年の全国の空き家は846万戸、全住宅に対する空き家の割合は約13.5%。つまり、日本の住宅の1割以上は空き家になっている計算になります。そして空き家増加の背景には、不動産所有者が自宅の終活をせずに亡くなっていることも原因の1つと考えられています。

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